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治療する必要がないがん

現在は、がんが発見されていたとしても、その成長がとても遅いといった理由で、経過観察だけで治療はしないというがんがいくつかあります。そういったがんの例としては、前立腺がんがあります。

このがんは、成長速度が遅いことに加えて、発症する年齢も比較的高いということから、手術で無理に切除しなくても、がんが大きくなる前に寿命が来るだろうといった理由から、手術をあえてしないで、経過観察だけで済ませるといった場合もあるのです。また、甲状腺乳頭がんというがんも、性質がおとなしいことが多いです。

検診などで見つかったりする乳頭がんは自覚症状がないことも多くて、成長も遅いです。そして、大きさは1センチ以下のがんについては、微小がんと言われて、生涯無害なままで経過するものがほとんどになります。また、乳がんの一種である非浸潤がんも成長がおそいので、経過観察だけでもかまわないとされています。

さらに、女性に対して発症する子宮体がんも、特に治療する必要がないとされています。これは、どうしてかというと、子宮体がんは、子宮内膜に発生するのですが、子宮内膜は月経の際にはがれてしまい、排出されるからです。

このように、がんの中にも、必ずしも治療が必要とされるがんがないということはわかるかと思います。全てのがんが苦しい思いをするというわけでもないのです。ただし、病状は急に悪化する可能性も捨てきれない部分がありますので、注意するようにはしておきましょうね。

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