抗がん剤は、全てのがんに対して有効というわけではありません。がん細胞を死滅させることができる抗がん剤の効果を薬剤感受性というのですが、この効果はがんの種類によって大きく異なります。
最も効果のあるものから、効果がほぼ期待できないものまで、4段階に分けることができます。ただし、この薬剤感受性の分類については、専門家の間においても意見が分かれるところが大きいです。その点はしっかりと理解しておくといいかと思います。
また、これについては、がんの病期や組織型によっても異なることがありますし、他の治療法、たとえば放射線治療などと併用することで効果が上がる場合もあります。更に、これは個人差も大きいために、詳しいことは主治医に確認するといいかと思います。
まず、抗がん剤がよく効くがんについては、慢性、急性骨髄性白血病、悪性リンパ腫、小児がんなどです。効果は8割以上で、延命、治癒共に期待できるものです。抗がん剤が比較的よく効くがんとしては、小細胞肺がん、乳がん、卵巣がん、膀胱がんなどです、効果は8割以上ですが、治癒はあまり期待できません。
ただ、延命の期待はあります。抗がん剤があまり効かないがんは、胃がん、大腸がん、子宮がん、食道がんなどです。これについては治癒はほとんど期待できないが、延命効果は少しは期待できるものです。抗がん剤がほとんど効かないがんとしては、肝臓がん、膵臓がん、腎臓がん、甲状腺がんなどになります。これらのがんは、治療も延命効果もほとんど期待できません。
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