がんは、元々は人間が誰もが持っている細胞が、何らかの原因によって突然変異することによって起こります。遺伝子に傷が付いて、細胞が正常な分裂コントロールを失うことによって起こると考えられています。
このがん細胞の特徴としては、まず寿命がないという点です。がんの細胞は、テロメラーゼで、染色体の端にあるテロメアと呼ばれる部分を延ばしてしまいます。テロメアと呼ばれる部分は、普通は細胞分裂を繰り返していく毎に短くなります。そして最終的には分裂が出来なくなってしまうものです。
言ってみれば命のローソクみたいなものなのですが、がん細胞はこの部分がどんどん延びていってしまうので、死ななくなってしまうわけです。それから、がん細胞は転移します。ある程度がん細胞が成長してくると、元の組織から離れて、リンパ管や血管を伝わって飛び火します。
ですから、放っておくと全身にがん細胞がいきわたってしまい、もはや治療することすら出来なくなってしまうのです。これが、がんが治りにくいといわれる原因のひとつです。それから、がん細胞は周囲の組織に浸透していきます。直接周りの組織に対してしみこむような感じで広がっていきます。
なので、これを想定した上で、手術の際にはがんそのものだけではなく、回りの組織も切り取るわけです。こういったことががん細胞の特徴になります。通常の細胞に比べて、かなりやっかいな細胞であることがわかってもらえると思います。
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